Terra LUNA
テラは、Cosmos のブロックチェーン開発エンジンTendermintによって開発されています。LUNAというネイティブトークン以外に、USTという担保なしのアルゴリズムによって法定通貨とペッグする、ステーブルコインも発行しており、下記www.terra.moneyにも”Programmable Money”とあるようにファイナンス関して先進的な印象をもちました。最近勢いがあります。
https://github.com/terra-money/LocalTerra
今回は、LocalTerraというローカルブロックチェーンを使ってテストしてみました。(ここにもterra-moneyとありますが、”money” 目立ちます)
環境) Docker, WSL / Ubuntu 20.04 / Windows 11
git clone –depth 1 https://www.github.com/terra-money/LocalTerra
cd LocalTerra
(私の環境では、docker-composeをアップデート /usr/local/bin)
sudo wget https://github.com/docker/compose/releases/download/v2.3.2/docker-compose-linux-x86_64
docker-compose up
これで一気にブロックチェーンの起動までいきます。新しいコンソールを開き、
docker-compose stop
で停止します。
LocalTerraの起動状況
起動したときのコンテナの状態
terrad statusなどのコマンドは、CLIから実行可能。
アカウントがあらかじめ用意されているので、LocalTerraに接続して、Terra Station Wallet (Chrome機能拡張)を作成する。
Chrome機能拡張
Rustの設定
https://docs.terra.money/docs/develop/dapp/quick-start/initial-setup.html
rustup default stable
rustup target add wasm32-unknown-unknown
cargo install cargo-generate –features vendored-openssl
cargo install cargo-run-script
Terrain インストール
sudo npm install -g @iboss/terrain
DApp イントール
terrain new my-terra-dapp
cd my-terra-dapp
npm install
デプロイ
terrain deploy counter –signer validator
コンソールを使ってデプロイしたコントラクトにアクセス
フロントエンドアプリを使ってコントラクトにアクセス(http://localhost:3000/)
terrain sync-refs
cd frontend
npm install
npm start
Walletに接続して、カウンターをインクリメント(コンソールのつづきなので9)
“+”を押すと、Walletがひらく
インクリメント完了
increment, getCountのコード確認
Blockchain開発にRustという言語はとても重要な位置をしめていますね。USTのようなステーブルコインのしくみはここでは関与しませんでしたが、とても興味深いです。
これまで、USDT,USDCのように実物のドルの担保があるのが普通でしたが、アルゴリズムだけで実現したものを皆が信用するということは、すごいことだなと、単純に思います。いろんな金融商品を組み合わせてリスクヘッジしたりすることは投資の世界でよくあるようですが、こういうのもアルゴリズムがあるのでしょう。最近Blockchainを研究するとともに、ちょっとファイナンス関連にも興味をもつようになってきたような・・