Terra LUNA Shock
ちょっと遅くなりましたがTerra Luna ショックについてまとめるのと、これをきっかけにここまでの総括をしようと思います。
http://bitlife.me/bc/2022/03/12/ 参考) 先進的なFinance機能を持つTerra LUNA
ステーブルコインUSTが暴落し、それとともにLUNAも暴落、これまで資産価値上位にあったコインの価値がなくなりました。
クリプト業界にとって大きなできごとであり、自分にとってもこれらの関与についてひと段落するきっかけだったことから長文ですが備忘録としてまとめてみました。
Blockchain技術の興味からこのブログもはじめ、クリプトへの理解を深めるためトレードも始めました。
(ブログでも述べましたが、あれだけクリプトが過熱していた時期に興味をもたなかったのにNFTがきっかけで興味をもつようになりました。)株取引の経験はストックオプションの売買を少ししたくらいでほとんどありません。FXはそれ自体よりもトレードアプリMT4に興味があり学習はしましたが、実際のトレードはやりませんでした。
まず手始めに国内取引所に口座をつくり10万円ほど入金しました。入金するとすぐにメジャーどころのBitcoin、Ethereum、そしてPolkadotなど購入しました。(今考えたらタイミングを考えずに買うなどありえないですね。買わなきゃ始まらないみたいなノリで・・しかもこの時期下落前)Ehereumはスマートコントラクトやネームサービスでドメインを購入したりといろいろと遊べるため積極的に買いました。(ガス代、転送手数料など考えていない時期)メタマスクのウォレットの使い方も覚えました。また取引所では他のコインも売買楽しみました。(板が使えない、使えたとしてはも少額ではできない、スプレッドが高い)ここまでかなりロスをすることは明らかですね。
注目のBlockchainのコインはどれも国内で購入できないことや、やはり板取引でないとかなり不利であることから、情報も多い海外取引所をByBitを使うことにしました。最低10ドルで取引ができ手数料もやすいことから私のような少額で遊ぶ人にはとても向いています。注目のコインもたくさんありいろいろ買いすぎました。
最初は現物ばかりでしたが、デリバティブ取引での空売りも覚え、これまで国内取引所でやっていたことがいかに不利であるか実感しました。(円で取引するので為替変動が影響するのもやっかいです)
ByBitといえどもほしいコインがないことがあり、他の海外取引所も調べました。日本発ということからASTRを購入したかっためGateIOを利用することにしました。ちなみにByBit、GateIOには国内取引所から送金しました。(今は??) ASTR、ADA、SOLなどのまたメタマス以外のウォレット(Polkatot.js、Yoroi、Phantom)も使ってみて、それぞれ特徴を知りました。(Blogでも利用)
入金の手数料が気になり、いろいろと調べてみるとJPYCのプリペイドを利用すると安くできることがわかり、メタマスクでPolygonチェーンのQuickSwap, SushiSwapを使ってUSDCに(Maticも少し必要)、そしてGateIOに数万円分新規に転送しました。GateioからByBitにはTRXチェーンを使うと手数料がなく転送できました。(その前にUSDC->USDT。最低金額は5000円くらい) このとき「取引所はなくても取引できるんだ」と知りました。(これもあって日本発のコスプレトークンをDeXで買ってみました)ステーキングも興味がありましたが、動かせなくなる資金があるほど余裕もなかったためしくみだけ学習してやりませんでした。
ひととおりクリプトの使い方やしくみがわかったところで、トレードに集中するようになり、外部要因による影響とか(FOMCがどうのナスダックがどうだとか)、テクニカル指標の使い方とか(ボリンジャーバンドがどうだとか)、意識するようになりました。
しかしいきなり10%近い急上昇、下落があるクリプトの相場は非常に難しいです。これが面白い特徴的でもあるのですが、ここで自問自答したのは、何を目的にトレードするかでした。(何を得たいのか?長期、短期? )目的はあくまで勉強なので(このような少額で儲かってもしれている)、ショートタームで難しい局面でも積極的に試行錯誤してチャレンジしました。
クリプトのトレードは、株ほど広範囲(興味のない分野)の情報が必要でもなく、FXほどテクニカルでもなく、適度なストーリー(興味があるBlockchain界隈にニュース)が影響するので、自分にとって面白く感じました。しかしずっとチャートにへばりついているわけにもいかず、どういう時間帯でどのくらいの時間やるのか、ということが重要だと思いました。リアルタイムで見ていれば、急落、急上昇(ボラティリティが高いというのですよね)でポジションを変更することもできますが、見ていないときがほとんどなので、こういうことに対処するにはやはり自動トレードをプログラミングする必要性も感じました。
こういうアルゴリズムを考えるのにも、ボラティリティが高い動きを見る経験が必要になるので、クリプトは向いているのかもしれません。あといろんな感情を経験するものだと思いました。人間味がでるというか応援したいプロジェクトかどうかで判断がかわります。(本来そういうものなのかも。。ちなみに4月中からのダウントレンドでASTRを安値買いをつづけて空売りできませんでした。)
そしてLUNAの暴落がありました。暴落の途中なんども持ち直す動きがあったのでコントロールされていると思い部分的にしか空売りをしませんでした。(実績があったコインだけに、まさかこれ以上は下がらないよね・・と思い続けていました。) あれだけ下がっていても空売りって継続できないものですね。また底と思って買った現物のLUNAが消えてしまいました。(今はLUNA Classic: LUNC ルナシー?) このときもチャートをウォッチできておらず、やはり自動トレードは必要だと感じました。
4月中からのダウントレンドでBitcoinに引っ張られる形でアルトコインも下落しましたが、いろいろと種類をもっていたためメンテができず気づいたら$10下回り取引ができなくなるということにもなりました。ここでも自動トレードは必要性を感じました。(それ以前に初心者なのに手を広げすぎか・・あとインバース無期限で下落して結構減らした(SOL))
こういつたこともあり、年の初めからここまでで(5月中)、トレードについてひと段落しようと思いました。
クリプト冬の時代といわれる中、利上げによる株安、そしてなによりロシアによるウクライナ侵攻と、かなり厳しい外部要因がある中のトレードでした。結果資金は半分くらいになり、上昇トレンドの浮ついた気持ちを味わうことはありませんでしたが、いっぱい失敗して勉強になりました。
今後、さらなるBitcoinの暴落があるという予測がありますが、もし下がった場合、単に価格が下がるだけでなくもっと深刻な影響がありそうな気がします。LUNAが下がっているとき、USTだけでなくUSDTも下がった瞬間がありました。多くのコインの取引がUSDTとペアになっているので、売られるとUSDTが増大し担保が不安です。(もともと問題をはらんでいる)もしBitcoinが大量に売られれば、この問題が大きくなり、そもそも基準にしているUSDTが下落したら正しい価値がわからず取引することになるのではという心配があります。またLUNA暴落時、USDCをUSDTで買おうとしたときByBitで初めてタイムアウトで取引が成立しない経験しました。あとロウソク足表示が追い付かず、取引判断のタイミングが遅れたのも初めてでした。ByBitはとても処理が速いサーバでもともと優秀なシステムですが、このときは異常なほどトラフィックがあったのでしょう。
クリプトは国境を越えた送金が簡単にでき、メタマスクでそれを経験したときは、本当にその便利さを実感しました。このようはパワフルなツールが、中央集権的な支配をしたい人たちの敵対的な存在になるのかどうかによっても、今後の先行きに影響を与える気がします。非中央集権的な自由を守りたいという気持ちもありつつ、なんでも自由なのがよいのか、ということを最近感じ始め、なにが良いのかよくわからなくなってきています。
またDeXの例を挙げましたが、DeFiが進む取引が自動化され、従来のしくみが不要になります。またBlockchainにはDAO(自立分散組織)というプロジェクトもあり、これが進むと組織も効率化できます。
これらはAI以上に人の仕事を奪いかねません。(システムの自動化・無人化) こういった方向性に夢をもちつつも、何かわからない懸念みたいなものも同時に感じています。(民主的で自由だと思っていたシステムが実はそうでなかったとか・・お金を持っている人が影響力をもつのも民主的?)
とても奥が深いです。
大変長くなりましたが、経験したことを後で思い出すことができるように書きました。(損失しましたが、それが少しでも役に立ったという思いになれます。)
まだまだいろいろと勉強していきたいと思っています。